10.82014
テスト1週間前には結果はある程度決まっている
こんにちは。陽塾代表の原田基生です。
中学生が定期テストの勉強をスタートさせるタイミングがあります。
塾に通っていない子は、範囲が発表され部活動がお休みになるテスト1週間前からくらいでしょうか。
進学塾に通っている子は、早ければ3週間前、遅くとも2週間前には勉強をスタートさせることが多いと思います。
わたしは、テストの結果は、1週間前の状態である程度決まると考えています。
テストで高得点をとる子は、多くが1週間前に一通りの勉強をほぼ終えている状態になっています。
彼らは残りの1週間で、実戦形式の問題演習・やりなおし等の「確認」「補強」の作業に取り組みます。
よって、1週間前に勉強を始めるのでは、「遅い」といえます。
また、普段の授業をいかに大切にしているか、ということも非常に大切です。
例えば、テストで必要な学力を「100」としましょう。
普段の授業を大切にして、普段からコツコツと知識を積み上げている子と、普段の授業を軽視して「テスト前に勉強すればいいや」と考えている子とは大きく違います。
「100」のうちの「60」が頭に入っているのと、「30」しか頭に入っていないのとでは、すでにスタートラインで差がついているのです。
「60」入っている人は、テスト勉強の期間に残り「40」を頭に入れればOKですが、「30」の人は残り「70」を頭に入れなければなりません。
テスト勉強の期間により多くのことを詰め込まなければなりません。場合によっては範囲すべてを勉強することができない場合もあるかも知れません。
普段の授業をおろそかにしており、かつ、テスト勉強の開始が遅い場合、結果は芳しくなくて当然なのです。
結局、高得点を取るためには、以下の流れが良いと思います。
(1)普段の授業を大切にし、スタートラインでの知識の量をなるべく多く蓄えておく。
(2)テスト勉強は範囲が発表される前(少なくとも2週間前)から開始する。
(3)1週間前から少なくとも3日前には一通りの勉強を終え、残った日にちで「確認」「補強」をする。
上記を自分で普通にできるようになれば、テスト勉強のやり方をマスターしたといえるでしょう。