3.92017
人事を尽くして天命を待つ
こんにちは。奈良県の広陵町にある陽塾の代表・原田基生です。
いよいよ明日は奈良県一般選抜の入試日です。
本日はもともと中3の授業日ですが、授業は行わず午後7時まで自習室を解放し、それぞれの子の最終確認の機会としました。
自習室のホワイトボードには、
「人事を尽くして天命を待て」
と書きました。
もともとは中国の胡寅という儒学者の言葉らしいのですが、全力で努力したら後は静かに天命に任せるということで、事の成否は人知を越えたところにあるのだから、どんな結果になろうとも悔いはない、という意味です。
確かに、何ごとにも「運」の要素はあるものです。
例えば、受験すればほぼ確実に合格の見込みがある子でも当日急病になって受験できなくなったり、逆にほぼ可能性がなかったのにたまたま記号問題でヤマカンが冴えまくって合格点に達することもあります。
「限りなく100%に近い」はありますが、「完全な100%」はないということですね。
事の成否は、いわば「努力得点」と「運得点」の合計が、成功の合格点をクリアできるかどうかで決まるようなものだと思っています。
「運得点」は自分ではどうすることもできません。できることは「神だのみ」くらい(?)でしょうか。
いかに「人事を尽くし」て、自分の力が及ぶ「努力得点」を高めるか。
「努力得点」が上がれば、その分成功する確率も上がるわけです。
これまで陽塾の受験生たちには、少しずつでも、しっかりと積み重ねていくことを言い続けてきました。
これまで人事を尽くしてくれたと思います。
明日、受験会場でも人事を尽くしてくれることでしょう。
「天命」の答えは16日に分かります。