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ワナを見抜く

こんにちは。奈良県の広陵町にある陽塾の代表・原田基生です。

ミスにはいろいろあります。書き間違いなどの単純なケアレスミスもありますが、問題に「ひっかけのワナ」が仕掛けられていて、見事にそれにはまってしまってミスする場合もあります。

たとえば、以下ような問題があったとします。

She put the book on the desk. を疑問文にしなさい。

この解答を、

Does she put the book on the desk?

と解答したとします。しかしこれは、見事にワナにはまっています。

putは不規則変化動詞で、put-put-put と不規則変化をします。問題文を見ると、主語がSheという三人称単数なのに、putに三単現のsがついていません。よって、このputは過去形なのです。

正しくは、文頭はDoesでなくDidを用いて、

Did she put the book on the desk?

とすべきなのです。

ここで大切なことは、まずは思いっきり「悔しい!!!」と思うことです。
問題作成者が「ざまあみろ」とか言いながら、憎たらしく笑っている様子を想像してみましょう(笑)
自分の中に、強烈に印象を残すことで、頭に定着しやすくします。

しっかりと問題演習を繰り返していると、ワナを見抜くことができるようになります。
同じような問題で、putという動詞を見たときに、
「あらあら、この出題者、ひっかけようと思ってるな~。ワナが見え見えやなあ」
と思って、お返しに憎たらしく笑ってやりましょう(笑)

そうなるとその子は二度とひっかかりません。

悔しい思いが定着を助けることもあります。
子どもたちに、ひっかけのワナのある問題を作成させることもいい勉強になります。
機会があれば、友だちどうしでお互いに問題を出し合うのもおもしろいでしょう。

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