10.112016
「やりっぱなし」と「偽装」
こんにちは。奈良県の広陵町にある陽塾の代表・原田基生です。
10月に入り、学校の定期テストに向けて、また中3は秋の実力テストに向けて忙しくなる時期です。
陽塾でも現在は中間テストの対策授業の真っ最中です。
学校の定期テストのような「範囲のあるテスト」は、入試や実力テストのような「範囲のないテスト」と比べると勉強がしやすく、高得点を取りやすいものです。
試験範囲だけを徹底的に勉強すれば100点だって取れます。
ワークの問題をやって分からなかったら質問などをして解決し、改めて自力でできるかと解いてみること。
忘れてしまったことはもう一度覚え直し、問題形式で知識の確認を行うこと。
これらは大人からすると当たり前の行動ですが、子どもは放っておくとこういう行動を取らないことも多いのです。
例えばワークを試験範囲のページまではやって丸つけをするのですが、分からなかった問題や忘れてしまったことがらのところに赤ペンで正解を写しているだけの「やりっぱなし」。
ひどい子は答えを鉛筆で写して赤ペンで丸をつけ、あたかもやったように「偽装」したりします。
そんな方法で点数など取れるはずはありません。
こういう子はテストで点数を取りたくて勉強しているのではなく、学校でワークの提出があるから空欄を埋めているだけなのです。
「偽装」は論外ですが、「やりっぱなし」はせっかく自力でやって「穴」を発見できているのに、それを埋める作業をしていないので知識が増えていません。時間をかけているのに「賢く」なっていないのです。
何と損な勉強法なのでしょう。
ポイントは「自分の力でできる」こと。
教科書・ワーク・プリントの試験範囲内の問題をすべて自力でできるようになれば、必ず高得点を取ることができるのです。
そういう勉強は時間がかかりますが、中途半端な時間を費やして意味のうすい勉強をするよりもよっぽどプラスになる勉強です。