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「終了モード」

こんにちは。奈良県の広陵町にある陽塾の代表・原田基生です。

私立の学校には、塾の教師対象の説明会を開催するところがあり、いろいろな塾から数百人の先生が出席します。
説明会では教育方針や現在の取り組み、また前年度入試の総括や次年度入試の予定などが説明されます。
わたしも最近、何校かの説明会に出席させていただいています。

こういう説明会や講演会が終盤になって終了直前になると、聞き手の中に「終了モード」に入る人が出始めます。
「終了モード」に入った人は、まだ話者が説明しているのにそわそわと帰り支度を始めるのです。
このモードの人が多くなればなるほど会場全体の一体感や緊張感が崩れ、「はいもうすぐ終了時刻です。早く終わってください」と言わんばかりの雰囲気になり、話者が少し気の毒になってきます。

話者は「終了モード」に入られるとイヤなものです。
わたしも人の前で話をするのが仕事ですから、それがよく分かります。授業の最後に宿題や連絡事項を伝えようとするときに「終了モード」に入る子がいるのです。そういう子に限って連絡事項を聞いていなかったり、宿題を管理シート(連絡帳)にメモするときに間違えて書いたりして、全くいいことはありません。

話者の気分を損ない、自分にも正しく情報が入って来ない「終了モード」。

わたしはこういう会に出席したときには最後までしっかりと話を聞くように気をつけるようにしています。
もちろん子どもたちにもしっかり指導していく必要があります。

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