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メタ認知能力

こんにちは。奈良県の広陵町にある陽塾の代表・原田基生です。

「メタ認知」という言葉があります。
ひと言でいうと、「考えることについて考えること」です。

「メタ」とは「高次の」という接頭語であり、メタ認知とは通常の認知活動(思考や学習など)をより高い視点からとらえた認知を意味します。
分かりやすくいうと、自分の中のもう一人の自分が幽体離脱して(笑)、少し高いところから自分の行動や思考を見ている感じです。
メタ認知能力とは、自分自身を客観的に把握(モニタリング)し、思考や行動を調整(コントロール)することができる力です。

メタ認知能力が高い人は、常に自分を客観的かつ冷静に見ることができ、反省と改善を積み重ねることができます。
メタ認知能力が低い人は、自分を客観的に把握することができず自己中心的な考え方に支配されてしまい、反省や改善がほとんどありません。

この能力の発揮は勉強においても非常に有用です。
例えば、

「自分は数学が苦手なのでいつも勉強が後まわしになってしまうから、このテスト勉強では毎日数学から勉強することにしよう」と決める。
しかし、いつもなあなあになってしまうので、紙にその決定を書いて机の前に貼って、家族にも宣言しよう。

というようなことです。

自分の考えや行動をしっかりと見つめていて、自分の考えそうなことや陥りそうな失敗まで想像し、それに対する改善策を考えて実行しています。
こうなると、次回のテストでは改善が期待できそうです。

メタ認知能力は子どもだけでなく、大人も磨く必要がある大切な力です。
わたしもまだまだだと思います。もっと精進しないといけません。

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