4.182016
反復は記憶の王道
こんにちは。奈良県の広陵町にある陽塾の代表・原田基生です。
記憶をしっかりと定着させるのには「反復」が欠かせません。
脳の中の海馬という器官は、「繰り返される情報は大切な情報だ」と思いこんで長期記憶に格納する性質があります。インプット・アウトプットを繰り返すことで、その情報が記憶に残りやすくなるということです。
わたしが小学生や中学生のころ、自宅や仲のよい友人の家の電話番号は暗記していました。これは、暗記しようと思っていたわけではありません。はじめはメモを見ながらダイヤルを回して(「ダイヤル回す」って古っ(笑))いましたが、何度もそれを繰り返すことで自然と覚えてしまいました。
携帯電話を使用するようになると、ほとんどの電話番号をメモリさせるので、番号を全く覚えなくなりました。さすがに自分の携帯番号は覚えていますが、自宅の番号などはときどきド忘れしてしまうことがあります。カミさんの携帯番号なんか、始まりが090か080かすら覚えていません(笑)
自分の携帯番号も、他人に連絡先を伝えるときによく言っているからであって、そういうことがなければ記憶があやふやになってしまうと思います。
もし携帯をなくしたらどこにもほとんど連絡をとることができません・・・。
脳は、記憶することよりも忘れることの方が得意です。放っておくと「重要でない」と判断された情報からどんどん忘れてしまいます。
記憶したいことがらは、覚え(インプット)て、小テスト等で確認する(アウトプット)ことを反復して行うことが最も大切なのです。
確かに記憶力には個人差はありますが、「なかなか覚えられない」子であっても、反復数を増やしてインプットとアウトプットの回数を増やせば定着率は必ず上がります。