3.312016
頑固でカッコ悪い大人
こんにちは。奈良県の広陵町にある陽塾の代表・原田基生です。
滋賀県で、春のセンバツ高校野球に出場する高校生たちが県庁での激励会に参加した際、バスの駐車位置に腹を立てたある県議が、選手たちに「お前らなんか1回戦負けしろ」などと暴言を吐いたということが報道されています。
その駐車位置は教育委員会が指定した場所だったようであり、選手たちはもちろん学校関係者やバスの運転手にも落ち度はないと思われますが、この県議はその発言について全く謝罪する様子はありません。
ニュースとしてはそんなに大騒ぎするようなものではありませんが、この県議の態度を見ていると「頑固でカッコ悪い大人」だと思ってしまいます。
バスを止めたのは選手たちではないのに、なぜ選手たちに暴言を吐くのでしょうか。
その言葉も、言うに事欠いて「お前らなんか1回戦負けしろ」です・・・小学生低学年レベルです。
まあ、そんなたわ言を聞いて意気消沈するような弱いメンタルでは甲子園など出場できませんので、選手たちは「このおっさん何わけのわからないこと言ってるんや」と思っただけで、何とも思っていないでしょうが。
この県議は70歳近くです。彼は多分、その行為のカッコ悪さや他人にどう思われるかを分かっていません。
人生長く生き、経験を積み、社会的な地位を確立すれば、それにあぐらをかいてしまう人がいます。しかしそのために、逆に見えなくなってしまうことが出てくるような気がします。
わたしも40代後半。それなりに年を重ねています。
「人のふり見てわがふり直せ」です。まだこういうことが見えるうちから、「頑固でカッコ悪い大人」にならないように気をつけたいと思います。