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機械のあたりはずれ

こんにちは。奈良県の広陵町にある陽塾の代表・原田基生です。

先日、コピー機のトナーを取り換えたくらいから、どうもコピーした文字の濃度が薄く、逆に余白が少し黒ずんでしまうという状態になりました。
しばらく様子を見ていましたが改善しません。トナーの容器を引き出して少し振ってみたりしましたが、あまり効果はありませんでした。

そこで、木曜日にメンテナンス担当の方に連絡して見てもらいました。

「こんなコピーになるんです」と、実際にコピーした用紙を見せると、ドラムを交換しないといけないだろうとのことでした。
そのメンテナンス担当の方は、パネルを操作して状況をチェックすると、こうおっしゃいました。
「わあ先生、このドラムかなりがんばってくれましたよ。普通『使用度』が100くらいでの交換が目安なんですけど、これ今150以上になっています。普通より1.5倍長持ちしています」

へえ、すごいな。
ドラムくん、よくがんばってくれた。

機械モノには、どうしても「あたりはずれ」があるといわれます。
普通に使っていてもすぐに壊れるものと長く使えるものがあります。わたしはパソコンや車のエンジンなどでよくそれを感じます。

機械はたくさんのパーツからできていますので、そのパーツ一つひとつのちょっとした相性や誤差によって確かにあたりはずれは出ると思います。
しかし、そのような「単なる運」だけですべてが決まるわけでもないようです。

その担当の方いわく、故障しやすい機械は「設置環境が悪い」「操作が雑」であることが多いとのことでした。
つまり、使用者の扱い方とその機械の寿命は密接な関係があり、清潔に丁寧に大切に使用すれば、その機械は「あたり」になる可能性が高くなるのです。

機械に心はありませんが、使う側の心がその機械の寿命を決める一つの要因になっているんですね。
「大切に使おう」
コピー機に何か愛情のようなものが湧いてきました(笑)

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