12.72015
名簿
こんにちは。奈良県の広陵町にある陽塾の代表・原田基生です。
学校でも塾でも、クラスで名簿を使っていないところはないと思います。
名簿といえば「出席簿」を想像する方も多いと思います。出席簿は単に出席と欠席を記録するために使われますが、名簿は使いようによっては指導をしていくうえでとても便利なアイテムになります。
陽塾では、名簿に各教科ごとに以下の情報を書き込んでいます。
・当日の出欠状況
・宿題と継続勉強のチェック
・忘れ物のチェック
・小テストの得点
・当日の授業の進度
・次回までの宿題
・塾のない日に呼び出す場合は、その日時や呼び出された理由
一つの名簿を複数の担当者が使うので、自分が担当していない教科の小テストの結果もすぐに分かります。
「あれ?今やった数学の小テスト良かったのに、1限目の英語の小テスト悪いやん。英語の宿題きっちりやったか?」
などとツッコミを入れることができるのです。
勉強に対する姿勢や学力の変化もよく分かります。
忘れ物がなく、小テストの成績が良好な子は学力は向上しています。また逆に忘れ物が多く、小テストの成績が良くない状況が続き、授業日以外で何度か強制的な呼び出しを食らう子は成績が低迷しています。
勉強は一朝一夕にできるようになるわけではありません。やる気も上昇と下降を繰り返すものです。
わたしたち教師には「点」ではなく「線」の指導が求められます。
名簿を活用することで、継続的な「線」の指導を強化できるのです。