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自習開始時刻を守らせる小ワザ

こんにちは。奈良県の広陵町にある陽塾の代表・原田基生です。

中間テスト直前です。陽塾では本日と明日、テスト直前の勉強会を行っています。
勉強会では、それぞれの子が自分の勉強を進める自習形態がメインですが、自習室の時間管理の方法は、教室の前に時間割を書いておき教室全体が一斉に自習・休憩する『時間割方式』と、自習・休憩する時刻や時間の長さを定めない『図書館方式』があります。

今日の自習は『時間割方式』で運営していますが、中1とか中2の子たちは放っておくと休憩時間のあとの自習開始時刻をきっちり守れません。
休憩時間に友達としゃべっていて、次の自習開始時刻になってからようやく自分の席に戻り、テキストやノートをガサガサと開き、ちょこっと隣の子としゃべってからやっと勉強を開始します。

開始時刻になったら声をかけることもありますが、わたしは声をかけなくても時刻になったら自分から勉強を始めさせることができる小ワザ(笑)を使うことがあります。

自習開始時刻になっているのにまだざわついている状態の教室に入り、前に立って無言で様子を見ていると、子どもたちはそれぞれが勉強を再開し始めます。
全員が勉強を開始したのを確認したら、その時刻を時計で見ます。

例えば10時ちょうどに開始のはずなのに、全員が勉強を開始した時刻が10時よりも2分遅れたとします。
そしたら、ホワイトボードに
10:00~11:00
と書いてある時間帯を、
10:02~11:02
と書きなおします。

終了時刻が2分遅れることになり、次の休憩時間が2分減ることになってしまいます。
この2分、たった2分ですが子どもたちからすると悔しいようです。

書きなおされた時間帯を見て、「え~」という表情をする子が結構います。
そして、その次の休憩の後の自習開始時刻は何も言わなくても自分たちから守ってくれます(笑)

今日もこの小ワザを使っています。
自習開始時刻になったらいそいそと勉強を開始する子どもたちを見て内心ほくそえみつつ、この子たちかわいいなぁと思う、今日の勉強会です(笑)

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