11.72015
打たれ弱い子
こんにちは。奈良県の広陵町にある陽塾の代表・原田基生です。
先日、「打たれ強い子」について書きましたが、今日はその反対です。
小テストの点数が少し悪いだけでしゅんとしてしまったり、忘れ物をして注意されるとすぐに落ち込んでしまう子がいます。
「打たれ弱い子」です。
このタイプの子は「勉強もろくにしないのに打たれ弱い」というパターンはあまりありません。勉強はその子なりにまじめにやっていますし、成績も悪くはありません。むしろ成績は真ん中から上位に位置する場合が多いです。
テスト勉強などもそれなりにがんばりますが、がんばったのに思うような結果が得られなかったときにこのタイプの子は必要以上に落ち込んでしまい、自責の念にかられます。その結果、自信をなくしてしまうこともあります。
一度自信をなくしてしまうと、どんどん手が縮こまってしまって細かいことが気になり、勉強のスピードや量が減ってきます。その結果、次の機会もまた結果が芳しくない・・・という負のスパイラルにおちいってしまう恐れもあります。
このタイプの子には「自信を持たせる」ことが最大のカギになります。
あまり強烈なプレッシャーをかけ過ぎるとうまくいきません。
結果が悪かったときにはその結果を「現実」として正しく受け止めさせることが大切であり、指導する側としては最も気遣いが必要な場面です。あとは結果をあまり引きずらせずに「それを改善するためには・・・」と未来志向で話をしてあげることが大切です。
ここで的確なアドバイスをしてあげます。このタイプの子は素直な子が多いので、多くの子がそのアドバイスを実行してくれます。
そしてこのタイプの子にも、結果が出たときに褒めることが重要です。
「自信を持たせる」ように褒めるのです。
打たれ弱い子は素直であるという大きな武器を持っていることが多いので、努力をさせることによって結果を出させ、自信をつけて「強く」なれば、大きくパワーアップする可能性を持っているのです。