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イコールの意味

こんにちは。奈良県の広陵町にある陽塾の代表・原田基生です。

何気なく使っている「=(イコール)」の記号。
日本語では「等号」といい、もちろん等しい量を表す記号です。

しかし、イコールは微妙に異なる2つの意味合いを持っています。
一つは「右辺と左辺が等しい」という意味で、もう一つはいわば「演算実行記号」という意味です。

「演算実行記号」の意味のときは「=」でなく、むしろ「→」に近いイメージです。

例えば、
2+3=5(2と3をたしたものは5に等しい)
というよりも、
2+3→5(2と3をたすという計算をすると5になる)
という感じなのです。

小学生の算数ではほぼ「演算実行記号」の意味です。
小学生でも高学年になれば、2つの量の関係を式に表す単元がありますが、そういう単元で、
〇=3×△
のような式が出てくると少し混乱する子がいます。
「なんで〇を計算すると3×△になるの?」
「ていうか〇って計算できるの?」
という疑問が言葉にはならない「モヤモヤ感」になるようです。

「右辺と左辺が等しい」という概念を本格的に学習するのは中1の「方程式」や「比例・反比例」の単元です。
心配しなくても普通に勉強していれば子どもたちは理解できるようにはなります。

算数と数学の違いはこういうところにもあるようですね。

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