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自習の時間管理

こんにちは。奈良県の広陵町にある陽塾の代表・原田基生です。

塾で子どもたちに自習をさせるときの時間管理については、主に2つの形態があります。
一つめは、自習室の前に自習と休憩の時間割を書いておき、教室全体が一斉に自習・休憩する『時間割方式』です。
もう一つは、自習・休憩する時刻や時間の長さを定めない『図書館方式』です。

『時間割方式』は、自習時間と休憩時間のメリハリをつけられることがメリットです。教室全体でみんなが同じ行動になりますので、勉強している子が休憩している子に心を乱されるようなことはありません。
しかし全体で強制的に時間が区切られてしまいますので、個人の勉強のペースとずれてしまうことがあります。例えば、あと10分で今の勉強をやりあげてキリのよいところまで進めようと思っても、休憩時間に入ってしまうと教室全体が「休憩モード」になってしまいますのであまり集中できません。

『図書館方式』は、時間が区切られていないので、自習者が自ら時間管理をすることになります。この方式のメリットは、自分の勉強のペースに合わせて自習時間や休憩時間の設定ができるということです。また、自分が休憩するときにも隣の子は勉強中ですので、それを妨げないような「心くばり」も身につきます。
しかしこの方法では、自習に慣れていない子は10分ほど勉強するとすぐに休憩をとってしまったり、休憩時間の長さも決まっていないので、休憩時間がついつい長くなってしまったりすることがあります。

陽塾では現在、定期テスト直前の勉強会などでは『時間割方式』を採用しています。まだまだ自分で時間管理ができるような状態ではないからです。
しかし、子どもたちの勉強に対する意識や方法が向上すれば、『図書館方式』に移行したいと思っています。

本来、勉強は自分で考えて進めるものです。
子どもたちには『図書館方式』運営の自習室で、自らしっかりと時間管理ができるようになってほしいと思っています。

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