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勝手にライバル設定

こんにちは。奈良県の広陵町にある陽塾の代表・原田基生です。

スポーツでも、ビジネスでも、もちろん勉強でも「誰かに勝ちたい!」と思う「競う心」は大切です。
もちろん、相手をおとしいれて自分が相対的に勝つのではなく、自らを向上させて相手に勝つことが大切です。

そういう意味で、「ライバル」という存在は、お互いが成長していくうえでとても重要な存在です。

子どもたちに、「コイツには負けたくない、というライバルっている?」と聞くと、多くの子は「特にいません」と言います。
わたしが教師になりたてのころ(20年以上前)と比べると、ライバルがいる子の割合は少なくなっているような気がします。
やっぱり「草食系」が増えているのでしょうか(笑)

まあ、『ドラゴンボール』の悟空とベジータとか、『ワンピース』のゾロとサンジのような、明らかにお互いをライバルとして意識しているような「明確なライバル」は実際にはあまりいないと思います。しかし、ひそかに何となく意識している友だちはどの子にも何人かはいるのではないでしょうか。

その思いをもう少し強く持って、自分の中で勝手にライバル設定をしてしまうとよいと思います。
別にその本人に、「お前はライバルだ。お前に勝ってみせる!」と宣言できればいいのですが、恥ずかしいでしょ?

「がんばってアイツより先にレギュラーになってやる」
「次の期末テストはアイツに勝ってやる」

こういう思いが持てれば、がんばる気持ちもわいてきます。自分がさぼっているときに、「アイツは今も努力しているかもしれない」と思えて、また努力ができるものです。

そういう存在って、貴重でありがたいものです。
子どもたちには、ぜひ「勝手にライバル」を持ってもらいたいと思います。

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