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最後の1分

こんにちは。奈良県の広陵町にある陽塾の代表・原田基生です。

陽塾では、現在中学生は期末テストの対策授業中です。その中で、時間を計ってテスト形式で、子どもたちに問題演習をさせることがあります。

テストを受けている子どもの様子を見ていると、ときどき「ねばらない」子がいます。
一通り解き終わったらぼんやりしているのです。突っ伏して寝始める子もいます。

わたしは、「もったいない」と思います。

以前のブログにも書きましたが、時間が余ったら見直しをしてミスを発見することが大切ですが、それだけでなく、解き方を忘れてしまった場合や、覚えたことを思い出せない場合でも、あきらめずに最後までねばることが大切です。

わたしの経験上、最後までしっかりねばることができれば、それだけで2~3点は上がるのではないかと思います。

見直しをしてもミスに気づいていなかったのに、終了5秒前に気づいて悔しい思いをする子がいます。
テスト終了間際って受験者の気持ちに微妙な変化があり、それによって脳の回路のつながり方が少し変わるのではないか、とわたしは考えています。

テスト中、時計を見ると、あと1分しか残っていなかったとします。多くの子はなんとなくそこで「終了モード」に入るのですが、ここでもあきらめず考え続けてほしいのです。この1分で脳の回路のつながり方が変わり、思い出すことができるかも知れません。実際に計ってみると、「1分」って結構長いものです。計算問題を数問は解ける時間です。

最後の1分まであきらめずに考え続ける。これも「テストの受け方」というスキルの一部です。やはり訓練しないとそういう行動は習慣化しません。
こういうことも子どもたちにしっかり訓練させていきたいと考えています。

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