12.12014
欲張ればいい
こんにちは。奈良県の広陵町にある陽塾の代表・原田基生です。
「自分は勉強なんてできなくてもいいんです。スポーツが得意で部活動に燃えてますから」
「運動は嫌いだからやりたくありません。でもパソコンは詳しくて得意です」
「元気だけが取り柄です!あとは何もできません!(笑)」
いろいろなことをいう子がいます。
誰でも得手不得手というものがあります。確かに、自分に才能があり、自分に合っていることはどんどん伸ばすべきだと思います。
勉強が得意な子は勉強を、野球が得意な子は野球を、ピアノが得意な子はピアノを、絵が得意な子は絵を。
しかし、だからといってそれ以外のことを軽視し、努力をしないということは、わたしはもったいないと思っています。
冒頭のようなことをいう子は、自分のできることのみにしがみつき、不得意なことからある意味「逃げている」とも言えます。
まだまだどの方向に可能性があるか分からない、言いかえるとどんな方向にも可能性がある、中学生くらいまでの年ごろであればなおさらです。
わたしは塾の教師なので、学力を伸ばすことが仕事です。
目の前にいる子が、勉強が得意な子であっても、不得意な子であっても、他に得意なことがある子でも、元気だけが取り柄の子(笑)でも、しっかりと勉強を教え込みます。
得意なことはあるに越したことはありません。それが自分の自信につながるからです。
しかしそれ以外のことにも、特に中学生くらいまでの子は努力してほしいと思っています。
一つのことだけできるより、いろいろなことがしっかりとできるほうが良いに決まっています。
ひょんなことから、自分の違う一面に気づいたり、誰もが気付いていなかった才能に目覚めるかも知れません。
子どもたちには、「いろいろなことができるようになりたい!」ともっともっと欲張ってほしいと思います。