11.232014
やる気満々よりもむしろ淡々と
こんにちは。奈良県の広陵町にある陽塾の代表・原田基生です。
勉強が完全に習慣化し、大人が「勉強しなさい」などと言わなくても、毎日自然に勉強ができる子がいます。
そして、成績も最上位レベルを維持することができています。
これは、学習習慣をつけるということがしっかりと、それも高度に実現した状態です。
小中学生で、ここまでの域に達している子はまれです。
長い教師生活の中でこういう子たちにも出会いましたが、その子たちにはある共通点があります。
それは、「そんなにやる気があるように見えない子が多い」ということです。
勉強は「やる気満々」という感じよりも「淡々と」やっている感じです。
意外なようですが、これは真実です。
やる気がみなぎっている子は、もちろんがんばって勉強しますが、逆に言うとやる気がみなぎっていなければ、がんばって勉強しない、ということです。
つまり「がんばろう!」と思わないとしっかり勉強できないということです。
しかし、学習習慣が完全についていて学力も最高レベルの子は、やる気など関係ないのです。
やる気があろうとなかろうと、日々の生活習慣となっている勉強を、ただ淡々と進めるだけだからです。
勉強するのがイイだとかイヤだとか、やる気があるだとかないだとか、そういうレベルは完全に超越しているのです。
毎日すべきことを、力まずに、それも高いレベルで淡々とこなしていく。
それは、「やる気満々で勉強をがんばる」ということよりももっと高度なことなのです。