10.152014
見直しのしかた
こんにちは。陽塾代表の原田基生です。
通常授業やテスト対策の授業の中で、テスト形式の問題演習をすることがあります。
時間内に一通りできてしまって時間が余った子を見ていると、いろんな子がいます。
小学校低学年の子は答案用紙の裏に絵を描き始める子もいますよね(微笑)
かわいらしくて、何かちょっと微笑んでしまいます。
小学校高学年以上になると、さすがに絵を描くことはほとんどありませんが、ぼーっとしている子は結構います。
そういう子には、「見直しをしなさい」と言いますが、見直しというよりも「答案を眺めているだけ」の状態の子もいます。
それでは見直しする意味がありません。
見直しをする最大の目的は「ケアレスミスを発見する」ということです。
全問題を見直しできればよいのですが、時間も限られているので、ポイントを絞って見直ししてほしいと思います。
テスト前半の、比較的得点しやすい問題でミスをすると痛いわけですから、そういうところを見直します。
各教科では以下のことを見直しするとよいでしょう。
数学・・・はじめの方の計算問題。見るだけでなく、もう一度解いてみる。
英語・・・スペルミスやピリオドなどのチェック。冠詞や活用形、時制などの確認。
国語・・・漢字の確認。記述問題の答え方(理由を聞かれているなら解答の語尾が「~だから。」になっているかなど)。
理科・・・単位。語句を答えるか記号で答えるかの確認。
社会・・・漢字指定の箇所の漢字。語句を答えるか記号で答えるかの確認。
などです。
「眺める」のではなく「どこか間違っているはずだ」と、自分を疑いながら見直しをする、つまり「自分のあら捜し」をすると、結構ミスは見つかるものです。
見直しでミスが見つかると結構うれしいものです。ぜひ試してほしいと思います。