8.42020
2つのうれしいこと
こんにちは。奈良県の広陵町にある陽塾の代表・原田基生です。
昨日、授業の準備をしていると、この春に陽塾を卒業した高1の卒業生が塾に来てくれました。高校で三者懇談があってその帰りに立ち寄ってくれたようです。
その子は内申点はあまりありませんでしたが、夏休みくらいから勉強に目覚めて猛烈にがんばり、はじめに考えていた高校のワンランク上の高校に見事に逆転合格した子です。
先日まで高校でテストがあり、何回かメールでわたしに数学の質問をしてきていました。ときには休みの日に、家ですでに飲んでいるときに質問してくることもあり、酔った状態で問題を解いて返信することもありました(笑)
でも勉強に対して真摯に取り組んでいる様子は伝わってきました。
「実は今日の懇談で言われたんですけど、学年で10位だったんです!」
わたしはびっくりしました。逆転合格とはいえ、内申は明らかにボーダーを下回っていましたので、それほど上位で合格したわけではないと思います。
しかし内申不足で実力で逆転するパターンの子は高校で伸びます。なぜなら中学校の成績である「内申点」はいわば「過去」の得点、当日の試験でとる「実力点」は「現在」の得点だからです。高校に合格した途端、過去の得点である内申点は消えさり、自分の中にある現在の学力だけが残るからです。
それにしてもこの進学校でいきなり学年10位はすばらしいです。
高校に進学しても受験のときと同じ勢いで勉強を続けてくれたのでしょう。
将来の夢もおぼろげながら見えてきているようです。
2つのうれしいこと。
ひとつめはその子が学年10位になったこと。
ふたつめはそれをわざわざわたしに言いに来てくれたこと。
こういう時に、教師やっててよかったなぁと心から思います。
これからもがんばってほしいと願うばかりです。