3.22015
100点は絶対的、99点は相対的
こんにちは。奈良県の広陵町にある陽塾の代表・原田基生です。
100点をとることはすごいことです。
99点をとることもすごいことです。
どちらもすごいことなのですが、100点と99点では大きく違うことがあります。
100点は絶対的、99点は相対的なのです。
当たり前ですが、100点よりも多く点数をとることはできません。ということは、100点をとれば、他の子がどんな点数をとっていようが関係なく「1位」になれます。
たとえ全国で行われるテストであっても、100点をとれば「日本一」ということになります。
入試でも、全教科満点をとれば絶対に合格します。
つまり、100点は絶対的なのです。
それに対して99点。
すばらしい点数です。しかし、これは他の子がどんな点数をとっているかでその価値が変わってしまいます。
そのテストで100点をとっている子がいなければ99点の子は1位になれます。
しかし、もし100点をとっている子が10人いれば99点の子は11位、100点が100人いればその子は101位になってしまいます。
99点は相対的なのです。
100点をとることは容易ではありません。テストに対してしっかりと勉強し、かつ、テスト当日にミスを一つもしないわけです。
やはり子どもたちには99点ではなく100点を目指してほしいと思います。
学校の定期テスト。わたしは20年以上教師をしていますが、「5教科オール100点で合計500点!」という子には出会っていません。
他の校舎を担当している同僚の教師が「500点出ました~!」と言って自慢するのを聞いて少し悔しかった思い出があります。
その「夢の500点」を、陽塾の子がいつか叶えてくれるとうれしいな、と思います。