5.262018
責任をとる者
こんにちは。奈良県の広陵町にある陽塾の代表・原田基生です。
日大の悪質タックル事件がこじれにこじれています。
日大の監督とコーチ、学長まで記者会見を行いましたが、自分は悪くないとか詳しいことは分からないとか言い続けるだけで、何のための会見かよく分かりませんでした。
保身に走り、二十歳そこそこの学生に責任を押しつけて逃げる様子は、あまりにも卑劣だと言わざるを得ません。
「責任者」とは、当然ですが自分の範疇で起こったすべての出来事の「責任を取る者」でなければなりません。
ましてやこの監督の存在は絶対で、選手はもちろんコーチたちも逆らうことなどできなかったようです。アメフト部は全員、この監督の命令をしっかりと守ってきたのです。
これまでさんざん偉そうにして自分の思い通りに人を動かしてきたくせに、肝心なところで責任を取ろうとしないのは「責任者」ではありません。「無責任者」です。
もし仮にコーチが独断で危険行為を指示したとしても、仮に選手が独断で危険行為を犯したとしても、それらを全て受け止めて自分がかぶる度量がなくて何が監督かと思います。
問題発覚後、監督がすぐに出てきて「すべてわたしの指示です。選手もコーチも悪くありません」と潔く言っていれば、こんなにこじれることはなかったと思います。
責任者とは、強い立場にあるがゆえに、それに伴うような責任感と人間性を備えていなければなりません。それらが備わっていない人が責任者になってしまうと今回のようなトラブルになってしまうのですね。
わたしも陽塾の「責任者」です。しっかりと肝に銘じておかなければなりません。