3.272015
色ペン
こんにちは。奈良県の広陵町にある陽塾の代表・原田基生です。
陽塾では、子どもたちの持ち物として色ボールペンを持ってくるようにアナウンスしています。
最低限用意してもらいたい色は、赤・青・緑です。
黒・赤・青・緑が一体になった4色ボールペンがあると便利ですが、子どもたちは相互採点の時などで赤色をよく使いますし、緑はほとんど使いませんので、4色ボールペンでは赤色だけがなくなってしまう「片べり」が起こってしまうことが多く、4色ボールペンのすべての色を最後まで使い切ることはあまりないのではないかと思います。
今は、多色ボールペンの外側の筒と中の芯がばら売りされていて、自分の好みの色の芯を組み合わせて使うことができる製品があります。
わたしも現在そのタイプの5色ボールペンを使用していますが、使い切った芯だけを新しく買って差し替えればよいだけなのでムダがなく便利です。
さて、わたしたち教師が使用するホワイトボードマーカーも黒・赤・青・緑の4色です。
以前勤務していた塾で、黒板で授業をしていた時代には、使うチョークの色は白・黄・赤・青で、青は見にくいのでほとんど使いませんでした。チョークの白は鉛筆で、チョークの黄は青ペンでノートをとるように子どもたちには指示していましたので、子どもたちがノートをとるときにはこれらの「色の変換」が必要でした。
そう考えると、ホワイトボードなら子どもたちはマーカーの色の通りにノートをとればいいのでイメージがしやすいという良さがあります。
わたしは通常は黒マーカーで、大切なことは赤マーカーで、次に大切なことや補足は青マーカーで、板書を見やすくするためにさらに色分けが必要な時は緑マーカーも使用して板書しています。
じつは教師の板書での色の使い方は、法則があった方が子どもたちにも理解しやすいのです。
教師が大切なことをいつも赤で書けば、何も言わなくても子どもたちは「これは大切なんだ」と認識してくれることになり、子どもたちが自分でまとめなどを作るときにも自然にそうするようになってまとめるのが上手になります。
教師は、そんなことも考えながら板書をするべきものなのです。