6.282015
自習中の物音に敏感すぎる子
こんにちは。奈良県の広陵町にある陽塾の代表・原田基生です。
明日から期末テストです。今日は中1~中3の子たちが朝9時から塾に来て勉強会をしています。
子どもたちは暗記事項の確認をしたり、演習問題やワークのやり直しなどを行ってテストに備えます。
自習の開始時刻になり、子どもたちがそれぞれの勉強を開始します。
わたしは子どもたちの様子を一通り見てから、しばらくして扉からそっと出ていきます。
陽塾の教室は出入口が後ろについていて、席についている状態のときには子どもたちから出入口の扉は見えません。
また、教室の扉は一部がガラスになっていて、扉が閉まっていても中の様子をある程度見ることができます。
わたしは扉のガラス窓から中の様子をうかがい、時々扉を開けて教室に入っていきます。
このとき、おもしろい反応をする子がいます。
わたしが扉を開けるかすかな音を聞くと、振り向いてこちらを一瞬見るのです。しかし別にわたしに目を合わせるわけでもありません。
机間巡視をしたあと教室から出るために扉を開けると、その音に反応して、また振り向いてこちらを見るのです。
こういう反応をする子は、だいたいは自習に集中できていません。
集中していないから、自習中のちょっとした物音に敏感になるのです。
集中している子は、少々の物音には気づきません。または気づいていても反応しません。
扉を開けると一瞬振り向きます。3秒ほどしてから扉をそのまま閉めるとまた一瞬振り向きます。そのあとまた開けるとまた振り向きます。閉じるとやはり振り向きます(笑)
おもしろいので3回ほど開け閉めを繰り返すと、条件反射のように振り向いてくれます(笑)
これじゃ勉強に集中できるはずがありません。わたしはその子の近くに行って勉強の様子をチェックし、集中できるようにアドバイスをささやきます。
自習で集中できないのはそのやり方が問題になっていることが多いのです。自習の方法も指導することが必要です。