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考えて自分でマーカーを引く

こんにちは。奈良県の広陵町にある陽塾の代表・原田基生です。

子どもたちの教科書やテキストを見せてもらうと、そこにはよくマーカーが引かれてあります。
マーカーは普通、重要事項や忘れやすいことがらに引くもので、マーカーを引くことはうまく勉強を進めるための良い勉強方法です。

しかし、マーカーにも引き方があります。注意しないとマーカーを引いたのに全く頭に入っていないということにもなりかねません。

注意すべきことは以下です。

(1) 考えて引く
 例えば、教科書で太字の箇所だけに何も考えずにマーカーを引いている子がいます。これは単なる「作業」であり、知識は吸収できません。
 本文をしっかりと読み、自分が「大切だ」とか「忘れやすそう」と考えたところにマーカーを引くべきです。そうすると、太字でもマーカーが引かれなかったり、太字ではない箇所や文字が小さい場合でもマーカーが引かれることがあります。引く箇所も人によって違うと思います。この「考える」ことが大切です。

(2) 自分で引く
 はじめから重要なことがらに下線が引いてある参考書がありますが、このような「他人が引いた下線」は自分の思考が入っていませんのでどこか無味乾燥であり、頭にも入りにくいものです。
 自分でマーカーを引くということは「主体性(=自分で勉強している感)」が発揮できているということです。線が少し曲がったりゆがんだりすることもありますが、それがまた印象づいて良いのです。

このように、マーカーは「考えて」「自分で」引くことが効果的であり、頭にも入りやすくなるでしょう。

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