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締め切り効果

こんにちは。奈良県の広陵町にある陽塾の代表・原田基生です。

ほとんど手つかずの夏休みの宿題を、最終日の8月31日に信じられないような集中力を発揮して見事にやりきった!(笑)

このように、人はすべきことの締め切りが決まっていて、それを必ず守らなければならないことが分かっているとき、非常に集中してそれをこなすことができます。つまり締め切りに追われることで集中力がアップするというものです。このことを「締め切り効果」といいます。

ただ、この締め切り効果ばかりをあてにしすぎると、締め切りギリギリにならなければすべきことをしない「先延ばし」がクセになってしまいます。
先延ばししても、締め切り効果を発揮することで間に合えばよいのですが、量がそれを超えるくらい多かったり、想定外の問題が発生してその解決に時間を取られたりたりすると、締め切りに間に合わなくなります。その締め切りが「試験日」の場合は悲惨なことになります。
やはり、締め切り効果をあてにしすぎると、計画的なスケジュール管理ができず、「イチかバチか」の色合いが濃い勉強になってしまい、おすすめできません。

しかし、締め切り効果によって力が発揮できるのもまた事実です。うまくこの効果を使いたいものです。

そこで有効なのが、実際にそれをしなければならない「本締め切り」の前に「ウラ締め切り」なる自分の締め切りを設定することです。
そしてこの「ウラ締め切り」を本当の締め切りと思って、これを守れたら自分に何かご褒美を与えてあげるなどを決めておけばモチベーションも上がります。
またすべきことを細分化してそれぞれに締め切りを設定しても良いと思います。「10ページまではこの日までに、20ページまではこの日までに・・・」というようにです。

実は、すべきことを細分化してそれぞれに締め切りを設定することは、「計画的な勉強」をしていることになります。
「締め切り効果を計画的に利用する」というのが一番賢い方法ですね。

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