9.102014
素振り
こんにちは。陽塾代表の原田基生です。
ご存知のように、「素振り(すぶり)」とは、野球、テニス、剣道、ゴルフなどで、練習でバットやラケットなどを振ることを言います。
(ちなみに「そぶり」も「素振り」と書くんですね。読み方で意味が変わってしまいますね)
素振りはなぜ行うのでしょうか?
それは「正しいフォームを身につけるため」とよく言われます。
何度も何度も素振りをすることで、正しいフォームを体に覚えこませる、ということです。
ここで「正しいフォーム」というのが重要で、素振りをするときには、必ず正しいフォームで行わなければなりません。
間違えたフォームで素振りをすると、やればやるほどその悪いフォームを体が覚えこんでしまうことになるのです。
努力すればするほど下手になってしまうなんて、つらすぎますね。
勉強でも同じことが言えます。特に基本動作の訓練については「正しいフォーム」で行わなければなりません。
例えば計算の訓練です。
わたしは計算の指導をするときは、子どもの解いた「あと」を必ず見ます。
正しく式変形をしていない子、同じミスを繰り返している子、ポイントになる途中式を書いていない子…。
「悪いフォーム」で解いている子は徹底的に修正します。
計算の訓練は、単に量をこなせばいいというものではありません。
まずはしっかりと「正しいフォーム」を教え込み、それを体に覚えこませなければなりません。