5.212015
神は細部に宿る
こんにちは。奈良県の広陵町にある陽塾の代表・原田基生です。
「神は細部に宿る」
という言葉があります。
誰の言葉なのかは諸説あるようですが、ドイツの建築家のミース・ファン・デル・ローエか、または同じくドイツの美術史家のヴァールブルクが言った言葉とされています。
「素晴らしい芸術作品や良い仕事は、細かいところをきちんと仕上げており、こだわったディテールこそが作品の本質を決定する。何ごとも細部まで心を込めて行わなければならない」
という意味です。
これはわたしたちが教師として仕事をしていくときにも大切なことであると考えています。
例えば、プリントの端に何かスジのような汚れが印刷されていたり、コピーが少し斜めになっていたり、誤字脱字があったり、板書の書き方や色づかいに統一性がなかったり・・・そういう「細部」って結構気になるものです。
プリントにスジが入っていたり、誤字脱字があったりすると、子どもたちのそのプリントに対する信頼度が下がります。
板書がうまくないと、その教師の授業自体の信頼度、ひいてはその教師の信頼度が下がることにつながりかねません。
子どもの性格にもよると思いますが、わたしは子どものころこういうことが結構気になりました。
答えがよく間違えているテキストなら、自分の答えとテキストの解答が異なっていたら、「この解答、間違っているんじゃ・・・」と思ったものです。えらい自信ですな(笑)
「細部」にこだわっていないものは、子どもたちの信頼度を下げ、モチベーションも下げてしまう恐れがあるのです。
わたしは、塾で子どもたちに提供するプリント類については、汚れがないか、歪んでいないか、誤字脱字がないかなどにかなり気をつけています。
もちろん「モノ」だけではなく、教師としての話し方や所作・指導内容、教室の美化などのソフト面も気をつけるようにしています。
できる最高のものを、できる最高の環境で子どもたちに提供することが、わたしたちの使命です。
これからも今よりもさらによいものが提供できるように、「細部」にこだわって改善を積み重ねていきたいと思います。