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気になって復習

こんにちは。奈良県の広陵町にある陽塾の代表・原田基生です。

先日、中3理科の授業で入試演習をしたときに、ヒトの目のつくりについての問題がありました。
目のどの部分がどんなはたらきをしているのかという問題で、目の各部分の名称(例えば、「レンズ(水晶体)」とか「こう彩」とか「網膜」など)とそのはたらきを暗記している必要がありました。

その問題演習の答案は回収し、次の授業までにわたしが採点しました。目のつくりについて答える箇所は4か所でしたが、4つとも正解した子はほとんどいませんでした。
覚えていなくて空欄になっていたり、カンで書いていたり、同じ言葉を複数の解答欄に書いて「数打ちゃ当たる作戦」をしている子がいました。

さて、次の授業で答案を返却したときに、子どもたちに聞きました。
「この問題をやったあと、気になって『目のつくり』の復習をした人、手をあげてください」
すると、ほとんど手があがりませんでした。

これはいけません。
演習でこの問題をやったときに、空欄があったりカンで書いたり「数打ちゃ当たる作戦」をした子は、それらの暗記事項を覚えていないことを演習中に自覚したはずです。
そのことが気になるという「危機感」と、テキストや教科書を確認・復習する「行動力」が欠けているのです。
自分でテキストを見て、「ああ、ココが網膜だった。ココはレンズだった・・・」と確認するのは2,3分あればできることです。

「もし同じような問題が本番で出題されたらどうするの?『あぁ、あの時ちゃんと調べておいたら良かった』って本番中に後悔するつもりなのか?」
わたしは少し厳しく指導しました。

忘れたことやあやふやなことは、気にしてすぐに復習する。

そういう一つひとつの行動の積み重ねが合否に大きく関わってくるのです。

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