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根性論

こんにちは。陽塾代表の原田基生です。

「根性でがんばる!」

これ、まさに根性論です。
昔は「スポ根」マンガやドラマなどがよくありましたが、最近、根性論はあまり受け入れられないようです。
わたしも「根性論」という言葉からは「ゴリ押し」というイメージを感じてしまいます。

長年教育の現場にいて、教科指導や学習指導で、いろいろな指導のノウハウを身につけました。
「いかにしてやる気にさせるか」
「興味を持たせるにはどうすればよいか」
「効率的に勉強させるのはどうすればよいか」
いかに理性的に、システマチックに、効率的に勉強を進めていくか・・・。
やる気を出させ、興味を持たせて、笑顔にさせて、自発的・継続的に勉強してもらうことは大切であり、それをいかにして実現させるかが教育にたずさわる者の目標だと思います。

しかしわたしは、あまり小手先のことは考えないで「根性」だけで乗り切るときがあってもいいと考えています。

例えば、すべきことがまだ残っているのに、夜が更けて1時になってしまったとします。
眠たいし、このまま続けても効率が落ちてくるので、残りは明日にやることにして寝る。
理性的に考えればそうなるでしょう。

でもたまには、
「自分は今日ここまでやるって決めた。ここは根性でやりきってやる!」
と思い、眠たいながらも、少し不機嫌になりながらも、2時とか3時まで勉強することも経験してほしい、とわたしは思っています。
(もちろん、体を壊さない程度にです。体調はすべてのことに優先します)

確かに効率は悪いかも知れません。
でも「眠たかったけど、がんばって3時まで勉強したこと」は「がんばった経験」としてその子の中に蓄積されます。
この「経験」はあとあと自分の自信につながります。
困難なことを乗り越える原動力の一つになります。

ときには「根性論」で「ゴリ押し」することも、子どもの成長にはあってもよいことだと思っています。

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