3.282016
本当の「両立」
こんにちは。奈良県の広陵町にある陽塾の代表・原田基生です。
「塾と部活動の両立」
むかしから中学生の大きなテーマです。
「両立」とはもちろん塾の勉強も部活動もがんばることですが、時間的、体力的、精神的にそれがなかなかできずに「両立くずれ」となって困っている中学生は結構多いと思います。
この「両立くずれ」は、そのほとんどが「部活動>塾の勉強」のケースです。つまり、部活動に打ち込みすぎて塾の勉強がおろそかになるという「部活動優先」の状態です。
「部活動があるので塾を休む」ことはありますが、「塾があるので部活動を休む」ことはありません。
その結果、塾の授業でどんどん消化不良を起こしてしまい、成績が上がらないということがあるのです。
練習を抜けると試合に出してもらえないとか、チーム競技の場合は自分が抜けるとチームに迷惑がかかるということもあり、練習は抜けにくいものです。
しかし、塾で大切なテストがある日だけは練習を早いめに抜けたいことを顧問の先生に相談するなど「塾もときどき優先」のスタンスも必要です。塾を頭から完全否定する先生には聞いてもらえないでしょうが、そうでない先生はある一定の理解をしてくださると思います。
大切なことは、「両立」と言いながら実際は「部活動優先」になってしまうのではなく、「この時期は部活優先」「この時期は塾の勉強優先」と、いろいろと考えてバランスよくがんばることです。
これこそが本当の「両立」だと思います。