5.302016
時間ピッタリに勉強を始めるが・・・
こんにちは。奈良県の広陵町にある陽塾の代表・原田基生です。
「あと10秒や!」
という声が教室から聞こえてきます。
10秒後、騒がしかった教室は静まり返り、わたしが何も言わなくても子どもたちが勉強を始めます。
昼食の休憩時間が終わって勉強を開始する時刻になったのです。
昨日のテスト対策勉強会の様子です。
これまでわたしが厳しいめに指導してきたこともあって、陽塾の子たちはホワイトボードの時間割と教室の電波時計を見て、その時刻をしっかり守ってくれます。
確かにその切りかえは素晴らしいです。
しかし、わたしはどこかもの足りない思いでした。
テスト1週間前ではなく、テスト前日なのです。
特に中3生は内申点に大きく関わるテストなのですが、昼食休憩が終わる1分前に教室をさりげなく覗くと、何となく勉強を始めている感じの子は2名だけでした。
ほとんどの子は勉強開始時刻になると同時にやっと席につき、そこからワークやノートをカバンから出し、ページを開いておもむろに勉強を始めます。
時刻を守っているので行動としては何ら問題はありませんが、勉強をしっかり自分のこととしてとらえ、正しい危機感を持っているなら、次の日のテストに向けて、少しでも多くのことを頭に入れたいと思うはずです。
昼食をとったうえで自分なりにリフレッシュができたのであれば、勉強の開始時刻が来なくても当然勉強してよいのです。
実際、入試直前であればおにぎりを食べながらプリントやノートを見て勉強する子も多く出てきます。
まだまだ本気にさせることができていませんね・・・これからも指導を続けていきます。