3.62015
新しいテキスト
こんにちは。奈良県の広陵町にある陽塾の代表・原田基生です。
陽塾の授業は、学校のそれよりも少し先を進みます。
3学期の期末テスト対策が終了しましたので、今週から中1・中2では新しい学年のテキストに入っています。
授業のはじめに新しいテキストを配布しました。
子どもたちはそれを手に取ると、「おぉ~。新しいテキストや~」と言ってぱらぱらめくっていました。
新しいテキストをもらうと子どもたちも新しい気持ちになるようで、何かうれしそうでした。
当然、授業内容も新しい単元に入りました。子どもたちにとってはやや簡単な内容だったこともあり、「食いつき」はとてもよかったように感じました。
新しいテキストで新しい単元に入る。ただこれだけのことで子どもたちのモチベーションが少し上昇するのですね。
むかし、嘉門達夫の歌で「♪新しいノートの最初のページだけきれいに字を書く~」(笑)という歌詞がありましたが、テキストとかノートとか鉛筆とか消しゴムなど、勉強に使うグッズが新しくなると、子どもたちの心も少し新しく前向きになります。
そう考えると、単元ごとにテキストを分冊化して、その都度新しい気分にさせる、というアイデアもアリかもしれませんね(笑)
しかし、新しいグッズの「効力」はすぐになくなってしまいます。
「最初のページだけきれいに字を書く」ように「最初のページだけ真剣に勉強する」などということにならないように、子どもたちにはモチベーションを維持してもらいたいと考えています。
これも教師の仕事です。テキストの物理的な新しさによるだけでなく、内容も、目からうろこが落ちるような新鮮な授業をいつもしていかなければならないと思います。