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宿題の答えを丸写しすることが一番ソンをする

こんにちは。奈良県の広陵町にある陽塾の代表・原田基生です。

次回の授業までの宿題や、毎日の課題などをやるときに、解答を丸写しする子がいます。
わたしは授業の際にノートを見て宿題をチェックしますが、答えを写したかどうかは、ノートを見ればだいたい分かります。
もちろんすぐに決めつけはしませんが、そこで子どもとやり取りをして確認します。
そして「白状した」子には、厳しいめに指導します。

どの子も宿題はしないといけないと思っています。
でもやっぱりついつい自分の好きなことをしてしまいます。子どもだからです。

やるのが面倒だ・・・
時間がないけど、やっていかなければ叱られる・・・

答えを写すときには、そんな思考がはたらいているのだと思います。

何を隠そう、かく言うわたしも、子どものときには何度か「やった」ことがあります(笑)
だから、答えを写す子の気持ちもよく分かります。

しかし、指導する立場にある者は、ここでスルーしてはいけないと思います。
なぜなら、答えを写すということのデメリットは非常に大きいからです。

答えを写すことのメリット(?)は、勉強時間が少なくて済むことと、教師に叱られない、ということくらいです。

デメリットは、自力でやっていないので、学習内容の定着ができていないということです。
これが最大のデメリットですが、わたしはそれ以外に、「勉強効率」の面でも大きなデメリットがあると考えています。
自力でやっていないのに全部正解になりますので、現時点の力でどの問題ができてどの問題ができないか、という「分類」ができていません。のちに「まじめに」復習や解きなおしをしようとしても、「分類」できていないので、結局もう一度全部自力で解かなければなりません。ここでソンしています。
また、答えを写すにしてもそれなりの時間がかかります。そんな無意味なことにかける時間はもったいないと思います。それなら宿題せずに遊んでいる方がよっぽど有意義です。

答えを写すこと。これは宿題を全くしないことよりも実はかなりソンをしているのです。

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