2.12015
実力テストの勉強
こんにちは。奈良県の広陵町にある陽塾の代表・原田基生です。
中1と中2で、2月中旬に学校で実力テストが行われるようです。
子どもたちが先日、学校で配布された範囲表を持ってきて、「このテストの勉強、どうすればいいですか」と聞いてきました。
その範囲表を見せてもらうと、それぞれの教科で単元名が書いてあるのですが、結局「これまで習ったところ全部」です(笑)
「実力テスト」ではよくあることです。
ときどき、このような学校内での実力テストが中1や中2で実施されます。
ただ、中1や中2で行われるこういう実力テストは、定期テストのように学校の成績(内申点)に直結するものではありませんし、中3の秋に行われる実力テストのように進路指導のデータに使うものでもありません。
塾でも定期テストのときほどには対策を行いません。
ここでよく、こんなことを言い出す子がいます。
「範囲が広すぎて勉強できません!」
「テスト前にも部活がストップしないから勉強する時間がありません!」
「実力を試すテストなんだから、特に勉強せずに『実力』で受けるべきですよね!」
はい。ごもっともなご意見でございます(笑)
確かに「全範囲」は勉強できませんよね。
しかし、これまでの学習内容を振り返って確認するいい機会です。わたしは何らかの準備をしておく方がよいと思います。
それは、範囲表を見て自分が少し不安だと思う単元を優先的に勉強するというものです。
不安な単元ということは、忘れている可能性が大きいということです。いい機会なのでその単元の復習をしておこう、というわけです。
もちろん、これは目の前の実力テストで点数を取るための勉強なのですが、その先の「入試」という観点から見ても、基本事項の定着が図れて有意義なことです。
「実力テスト」は確かに実力を試すテストです。だからこそ、その実力を少しでも伸ばすための直前の勉強は、少しでもするべきなのです。