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子孫と財産

こんにちは。奈良県の広陵町にある陽塾の代表・原田基生です。

昨日、田中角栄の言葉について書きましたが、今日はそのうちのひとつを紹介します。

「子孫に財産などを残す必要はない。子どもには教育、学問だけをミッチリ仕込めばいい。
親が残した必要以上の財産はだいたい子どもをダメにする。」

確かにその通りだと思います。
年老いた親に楽をさせてあげたいと思うのはいいことですが、子どもに楽をさせてあげたいと思いすぎることはかえってその子のためになりません。
わたしのまわりにも、実際に「ダメになった」例がいくつかあります。

幕末に活躍した西郷隆盛も、
「児孫(じそん)のために美田を買わず」
(意味:よい田地など財産を残すと、子孫はそれに頼って生活することになり、かえって子孫のためにならない)
と同じような言葉を残していますが、田中角栄はそれに加えて、子どもにしっかりと勉強させることの大切さを説いています。

子どもには「自分で道を切り開き、食っていける人」になってもらわないといけません。
そのために、子どもの時にしっかりと勉強することはとても大切なのです。
勉強していろいろなことを知れば知るほど将来の選択肢は増え、単に「食っていく」だけでなく、より「やりがい」や「幸せ」を感じる夢を実現できる可能性がアップします。

子どもには財産を与えるのではなく、教育を与えるべきなのです。

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