7.62015
子どもの安全
こんにちは。奈良県の広陵町にある陽塾の代表・原田基生です。
昨日、香芝市で小学6年生の女の子が連れ去られるという事件が報道されていました。
土曜日に家族で買い物に来ていて、その子が一人でトイレに行ったほんの5分から10分の間に連れ去られたようです。
お父さんもお母さんも、まさかという思いと同時に、不安で不安でたまらなかったでしょう。
幸い昨日の晩には犯人が逮捕され、その子は無事保護されたとのことで、ほっとしました。
こういう事件が起こるたびに「子どもの安全」について考えさせられます。昨日の事件は香芝市という身近な場所で起こったのでなおさらです。
「命あっての物種」です。
安全で健康であるという土台の上に、勉強や運動や遊びなどがあるのです。
わたしたち大人にとって、「子どもの安全」はすべてに優先されることです。親や教師をはじめ、子どもと関わる大人は子どもを守っていかなければなりません。
しかし、大人がずっと子どもについていることは不可能です。
また、子どもも成長して大人になり、守られる立場から守る立場になります。
よって、子どもにも正しい知識を伝え、ある程度子どもたち自身で最低限の緊急時対応ができるようにしておくことも大切な「教育」です。
有名な「いかのおすし一人前」の標語もそのひとつですね。
昨日の事件も、まさに連れ去りが起こったと思われる時間帯に店員が悲鳴らしきものを聞いたという手がかりもありました。それが犯人逮捕に直接に役に立ったかは分かりませんし、その子が「いかのおすし」を知っていたかどうかは分かりませんが、その子は「いかのおすし」の「お=大声を出す」がとっさにできた可能性があるわけです。
直接的に子どもを守るのではなく、教えることによって子どもを守ることも大人の大切な仕事であると思います。