2.22015
好意の返報性
こんにちは。奈良県の広陵町にある陽塾の代表・原田基生です。
「好意の返報性」とは、心理学の用語で、
自分を好きになってくれた人を自分も好きになる、という現象のことをいいます。
今まで特に意識していなかったのに、突然好きと言われたら急に意識して何となくその子を好きになったという経験はありませんか。
人は誰かに認められたいという欲求があります。
好意を持たれるということは、認められているということです。その欲求を満たしてくれる相手に好意を持ち易くなるのです。
これは恋愛の場だけでなく、それ以外の人間関係でも作用します。
もちろん、教師と子どもたちの間にも作用することになります。
わたしは、教師として大切なことの第一歩は「子どもたちのことを好きになる」ということだと思っています。
教師が子どものことを好きになれば、この「好意の返報性」が作用して、子どもからも好かれるようになります。
そこから、お互いの信頼関係が構築され始めるのです。
教師は、子どもたちに好かれるのを待つのではありません。まずは教師側から子どもたちのことを知り、教師側から子どもたちのことを好きになることが大切です。
教師が子どものことを好きになって、子どもたちのためにいろいろなことを一所懸命やれば、子どもたちも教師のことを好きになって、それに応えてくれるようになります。
もちろん、教師が好かれるに値しない人間であれば、いくら子どもたちのことを好きになっても子どもたちからは好かれません。
だからこそ、教師も子どもたちと同じで、常に向上心を持ち、自分自身を磨き続けなければならないのです。
わたしもがんばります。