7.22015
失敗を成功の母にする
こんにちは。奈良県の広陵町にある陽塾の代表・原田基生です。
中学生の子たちの期末テストが昨日で終了し、本日から答案が返却され始めます。
子どもたちは自分の点数を気にして、一喜一憂します。わたしたち教師もドキドキです。
子どもたちの結果もさまざまです。
うまく勉強できて点数が上がる子もいれば、失敗して得点が下がってしまう子もいるわけです。
「失敗は成功の母」ということわざがあります。発明家のエジソンの言葉です。
一度や二度の失敗にくじけることなく、失敗の原因を分析して改善をしていくことで成功につながるという意味です。
これはただ単に「失敗しても気にするな。そのうち成功するから」という意味ではありません。
失敗したときにあまりに気にして落ち込みすぎることはよくありませんが、あまりに能天気に「そのうち成功する」などと思っても成功などしません。勉強は「確率」に支配されるギャンブルではありませんので「数打ちゃ当たる」という考え方では一向に改善するわけはないのです。
失敗を成功に結び付けることができるのは、失敗をしっかりと分析して改善行動をとったときです。
そして、せっかく分析をしても改善行動にまでいたらなければ、行動は変化していないので改善はしません。
毎回同じ反省をしている子は、振り返ってはいますが改善行動がとれていないのです。
陽塾では、学校の定期テスト前には専用の用紙にそれぞれの目標得点を記入してもらい、テスト返却後は自分の答案を見ながらその用紙に振り返りと今後の課題を書いてもらっています。
この用紙は子どもたちが日常的に使用している『学習管理シート』に綴じてもらい、自分で書いた分析や改善行動を見ることができるようにしています。
それでも子どもたちは、なかなか改善行動をとれません。まだまだ指導の余地ありです。
成功できるかどうかはこの分析と改善行動にかかっています。
そのまま放置すれば失敗はそのままであり、同じ失敗を繰り返すことになります。失敗を成功の母に「する」ことができればそれは成長になるのです。