4.82015
困難は分割せよ
こんにちは。奈良県の広陵町にある陽塾の代表・原田基生です。
「困難は分割せよ」
これは、フランスの哲学者のデカルトが『方法序説』という著作の中で説いた考え方です。
大きな困難も、小さく分けて一つひとつを積み重ねていけばクリアできる、というものです。
例えば、「志望校に合格する」という大きな困難。
これだけだと、何から手をつければよいか分からず、途方に暮れてしまいます。
これを丁寧に「分割」していきます。
しっかりと分析し「内申点はこの点をとる」「実力テストでこの偏差値をとる」・・・などの目標を立てます。
さらに、目標の内申点をとるために「現在評定が3のこの教科とこの教科を評定4にする」と目標を立て、評定4にするために「テストで80点をとる」「提出物を遅れずに提出する」・・・そして、テストで80点とるために「授業中にできるだけアタマに入れてしまう」「早い時期からテスト勉強を開始する」「ワークのやりなおしを最低3回する」・・・などとどんどん「分割」させるのです。
そうすると、自分が「今」何をなすべきかが明確になり、行動しやすくなります。
また、この行動の先には自分の望むものがある、と考えるとモチベーションも上がります。
でも、分割した「今、この教科のこの勉強をする」ということ自体が「困難」になっている場合もありますよね(笑)
そういうときもさらに「分割」して、「まず5分だけ」「まず1問だけ」勉強をしようとすることです。
とにかくアクションを起こすことが大切です。
分割した目の前のすべきことを積み重ねれば、きっと困難や大きな目標をクリアできるでしょう。