1.122016
右手に鉛筆、左手に消しゴム
こんにちは。奈良県の広陵町にある陽塾の代表・原田基生です。
よく、右脳は感覚的、左脳は理論的、といわれます。
脳を活性化するには、右脳と左脳をバランス良く使うことが大切です。脳と身体は交差していて、左半身は右脳が、右半身は左脳がコントロールしています。
多くの人は右利きなので通常は右手を使うことが多く、左脳を優先的に使用していることになります。左手を意識して使うことによって右脳を鍛えるようにするとよいようです。
大切なことは左脳だけや右脳だけを偏って使うのではなく、どちらの脳もバランスよく鍛える、ということです。
天才といわれるレオナルド・ダ・ヴィンチやアインシュタインは両利きだったといわれています。彼らは左右どちらの脳も活性化していて、かつそれらの連携もうまく取れていたのでしょう。
わたしもこれまでに、右手に鉛筆、左手に消しゴムを使う子に何人か会いました。
彼らは単に「ちょっと勉強ができる」というレベルではなく、全校トップとか全塾トップレベルの非常に高い学力の持ち主でした。
普通右利きなら鉛筆を右手で持ち、消しゴムを使うときも右手です。そうしないとうまく消せないからです。
その子は「いちいち鉛筆を消しゴムに持ち替えて消すのは面倒です」と言っていました。
確かに消しゴムを使うときに持ち替えをしなければ効率が良く、そのおかげでテストの点数が高かったこともあると思います。
しかしわたしは、単に鉛筆と消しゴムを持ち替える効率など小さなことであり、両手をどちらもうまく使える、つまり右脳と左脳をバランスよく使うことができているからこそ、彼らは非常に高い学力を得ることができたのではないかと思っています。
両利きになれば、たくさん書くことができますので勉強もよく進みます。また、楽器ではピアノなどは両手を使う非常に良い訓練になるでしょうし、スポーツでもサッカーなどで両足を自由に使えれば有利でしょう。
今から両利きになることなかなかできませんが、利き手以外の手を意識して使い、普段使わない方の脳を鍛えることで、もしかしたら自分の眠っている才能(笑)を発見することもできるかもしれませんね。