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勉強机の上の視界

こんにちは。奈良県の広陵町にある陽塾の代表・原田基生です。

多くの子が、自分の勉強机を持っていると思います。
勉強机は子どもにとってちょっとした「自分の城」です。机の上や引き出しにいろいろなものが置いてあります。
本立てにはお気に入りのマンガが並んでいたり、机の上にはゲーム機や携帯電話が置かれていることも多いのではないでしょうか。

しかし、勉強をするときには、机に座ったときの自分の視界の中に、勉強に関係のないものを置かないようにしてほしいと思います。
お気に入りのマンガは違う本箱に入れておくとか、ゲーム機や携帯電話も視界に入らない棚に置いておくとか、スペースがなければ少なくとも引き出しの中に入れたり、見えない場所に置いておくなどしてほしいのです。

どんなに集中していても、視界に余計なものが置いてあると、その集中が阻害されます。

携帯電話が視界の中にあると、新着メールが気になります。一度読んだマンガでも「あのシーンってどうなってたっけ」と気になったりします。ゲーム機を見ると「今やっているゲームのレベル、どれくらいだったかな」と気になります。
そして「ちょっと休憩」とか「ちょっと確認」などと言いながらマンガを読み始めたり、ゲームを始めると、ついついのめり込んでしまって「休憩」や「確認」どころではなくなってしまうのです(笑)
人の意志は弱いものです。そりゃあそっちの方が楽しいのですからそうなってしまいます。

視界の中の携帯電話やマンガやゲームはいわば「無言の悪魔のささやき」です。勉強しているとき目に入るたびに楽しい方、楽な方にいざなうのです(笑)

メリハリが大切です。
勉強を始めるときには机の上をちょっと片付けて、机を「勉強モード」にして、自分も「勉強モード」になってほしいと思います。

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