10.92022
勉強に一番集中できる場面
こんにちは。奈良県の広陵町にある陽塾の代表・原田基生です。
学力を伸ばすには、家庭での学習は必要不可欠です。
わたしとしても、家庭学習の状況は気になるところです。
保護者に連絡してご家庭での様子をお聞きすることもありますが、実はわたしは、家でどれだけ集中して勉強しているかは、ある程度分かるんです。
これは教師であればほとんどの人が分かるのではないでしょうか。
何を見て分かるのか?
それは「授業中の様子」です。
こどもたちが勉強をする場面で一番集中できるのは、言うまでもなく「授業」です。机に半強制的に座らされ、前に教師が立って授業を行う。時々問題をさせられたり、当てられたりするのです。ある緊張感がそこにはあります。
家で自分の部屋で勉強するときはどうでしょう。誰にも見られておらず、時間も決まっておらず、まわりにはスマホやマンガなどの誘惑ばかり・・・授業に比べると、よっぽど気合を入れないと集中などできません。
ですから、授業で集中できない子は、家で集中できることはほぼないと言えるのです。
塾に入りたての子の中には、授業中にしっかりと話を聞かない(集中していない)子がいます。こういう子は、まずは授業中にしっかりと教師の話を聞くことを指導します。授業の受け方は「習慣」なので、一度や二度注意したくらいでは改善しません。しかし逆に身についてしまえば自然と集中することができるようになります。身につくまで粘り強く継続的に指導することが必要です。
授業の受け方が改善されると、自然と家庭での集中力も上がってくるものです。そして、それが学力向上へとつながっていくのです。