9.112015
先生と呼ばれるほどの馬鹿でなし
こんにちは。奈良県の広陵町にある陽塾の代表・原田基生です。
『先生と 呼ばれるほどの 馬鹿でなし』
という川柳があります。
「先生と呼ばれていい気になっているが、呼んでいる方は本当に尊敬しているわけではない」
「人のおだてに乗せられて得意になるものではない」
という意味です。
わたしは教師なので、教えている子どもたちや卒業した教え子たちなどに「先生」と呼ばれるのはいいのですが、それ以外、例えば知り合いとか業者の方に先生と呼ばれるのは少し違和感があります。
呼んでいる当人は全くそんなことは思っていないと思いますが、わたしは何か少しバカにされているような気になってしまうのです。
一般に先生と呼ばれる職業は、教師以外に政治家や弁護士、医師、作家などがあります。
先生という呼び方は、自分が師事するまたは尊敬する人に対して使う敬称なので、特定の職業についている人は無条件に尊敬されて呼ばれることになります。敬ってもいないのに形式的に先生と呼ぶから違和感があるのでしょうね。
世間のいろいろな場所で「先生」は少し使われ過ぎのような気がします。
本当に敬っている人にだけ「先生」という敬称をつける方が値打ちがありますね。
まあでも、「〇〇センセイ」と呼んでおけばそれだけで気をよくする人もいますので、いろいろなことが丸く収まるならそれはそれでいいとは思いますが(笑)