12.232014
体に覚えこませる
こんにちは。奈良県の広陵町にある陽塾の代表・原田基生です。
英作文で、いろいろなミスをする子がいます。
三単現のsをつけ忘れてしまう、ピリオドが抜ける、クエスチョンマークをピリオドにしてしまう・・・。
これらはケアレスミスといわれています。
ケアレスミスとは、注意力欠如のために起こるミスという意味です。よって、注意力を高めればそういうミスは減少します。
しかし、それだけでなく「体に覚えこませる」ことで、こういうミスはほぼ完璧になくなるとわたしは考えています。
体に覚えこませるというのは、とにかく反復して基本例文を音読したり、英作文を書いて練習したりすることです。
例えば三単現のsについては、
I play baseball.
You play baseball.
We play baseball.
He plays baseball.
Mike plays baseball.
・・・
同じような英作文を何度も何度も音読したり書いたりしていると、HeとかsheとかMikeとかLucyとかが主語になると、動詞にsがついていないと何か違和感を感じるようになってきます。
ここまで反復してほしいのです。
体が覚えこんでしまうと、実は注意力がそれほどなくてもミスをしなくなります。
つまり、慎重に、「ええと、主語が『三人称』・『単数』で『現在』だから、動詞にsをつけないといけないな」ということをほとんど考えずに、ほぼ反射的にsをつけることができるようになるのです。
日本語で、「わたし『は』野球をします。」というべきところを、「わたし『に』野球をします。」などと「ケアレスミス」はしませんよね。
何も意識せずに使うことができるのは、生まれた時からずっと日本語に触れているからです。
英語も「言葉」です。たくさん触れる(反復する)ことで体が言葉を覚えこみ、身に沁みついたしっかりとした実力が定着するのです。