5.32015
休みを俯瞰する
こんにちは。奈良県の広陵町にある陽塾の代表・原田基生です。
ゴールデンウィークです。子どもたちは昨日から学校も休みになり、5連休です。
今ごろ思いっきり羽を伸ばしていることでしょう。
しかしゴールデンウィークが終了すれば、中学生はすぐに5月末の中間テストの直前になります。
陽塾では子どもたちに少し多いめの宿題を出し、それに加えて5月末の中間テストに向けての準備を始めるように指示しています。
ゴールデンウィークやお盆・正月など、学校も塾も休みの期間、子どもたちは大いに遊びます。
それはそれでよいのですが、お休みが遊び一色になってしまって、これだけの日にちがあるのにすべき勉強ができていないまま休み明けを迎えてしまう子もいます。
こういう子は、勉強すべきことがあるのは分かっていても、「長い休みなのでまだまだ時間がある」と思ってしまうようです。
しかし、予定が長い休みの後半に入ることもあり、思っているよりも勉強できる時間は少なくなることがあるのです。
例えば、ゴールデンウィークの休み中の予定が以下のようだったとします。
2(土):午前中に部活動の練習
3(日):午後から友だちと遊ぶ
4(月):家族旅行
5(火):家族旅行
6(水):家族旅行
この例では、4日から6日まで家族旅行なので、勉強を進めることができるのは、2日の午後・3日の午前と夜しかありません。
しかし、その「チャンス」が来ても、「まだ休みのはじめのほう。まだまだ勉強する時間がある」と思って「あとまわし」にし、だらだら過ごしてしまうことが少なくありません。
せっかくの長い休みなのですから、家族との時間、自分の好きなことや遊びを優先的に楽しんでよいと思います。しかし、それらを予定に入れたときに休み全体を俯瞰し、それ以外の時間にすべき勉強をやらなければなりません。
いちいち休み期間の計画表などは作る必要はありませんが、休みを俯瞰してできるタイミングを知っておき、その時には決めたとおりに動くことが大切です。
せっかくの長い休みなので、メリハリのついた充実した休みにしてほしいと思います。