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中3の3学期は内申点がつかない

こんにちは。奈良県の広陵町にある陽塾の代表・原田基生です。

2学期の期末テストが終わりました。実は中3にとっては、内申点に加味される定期テストはこれで終了したことになります。

奈良県の高校入試の現行の制度では、内申点は中2から受験に加味されます。
国語・社会・数学・理科・英語の主要5教科と、音楽・美術・保健体育・技術家庭の実技4教科の合計9教科で、それぞれ5段階評定です。
中2は学期ごとではなく1年間の評定で、9教科×5段階=45点満点。中3の1学期・2学期それぞれで、45点満点ずつです。

つまり、内申点は、
中2の1年間(45点)+中3の1学期(45点)+中3の2学期(45点)=135点満点
となります。(ただし、一部の高校・学科では異なる算出方法です)

ということは、中1の1年間と中3の3学期は内申点がつかないということになります。

ここで、「3学期は内申つかんから、勉強もせんと、提出物も出さんといたろー」とすぐに言い出す中3生が出てきます。

中3の3学期は、テストがいくら悪くても、提出物を一切出さなくても、授業態度が最悪でも、確かに内申点に影響はありません。
塾でも、中3の3学期は定期テスト対策をしません(というより入試本番のための授業一色です)。

しかし、だからといって完全に学校を軽視していいわけはありません。

わたしはそういう子に言います。
「え?・・・ということは君がこれまで学校に行ってたのは内申点のため『だけ』やったん?そんなん切ないやん」

たくさんの先生や友達に出会い、3年間も毎日一緒に過ごしてきたわけです。体育祭や文化祭や修学旅行での思い出もあるでしょう。いいこともよくないこともたくさんあったでしょうが、いろいろ成長できる経験を積んでこれたと思います。

誰しも内申点を取りに『だけ』行っていたわけではありません。

大切な3年間を締めくくる意味でも、中3の3学期もやはり大切にしてほしいと、わたしは願っています。

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