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不安に押しつぶされて動けなくなる子

こんにちは。奈良県の広陵町にある陽塾の代表・原田基生です。

私立高校の入試まで80日を切っています。中3の子たちは現在最後の内申点に大きく影響がある2学期の期末テストの勉強の真っ最中です。
自分の成績と向き合って、現実的な受験校を決定する時期でもあります。

受験は人生の中においてとても大きなイベントです。
子どもたちはその大きさに圧倒され、誰しも多かれ少なかれ不安を感じています。
多くの子は、その不安を頭の片隅に感じながらも目の前の受験勉強をがんばります。

しかし時々、その不安に押しつぶされて動けなくなり、それだけでなく少し「逃避」気味になってしまう子が出てきます。
この時期から受験直前までの期間で、以下のような子は気をつける必要があります。

・勉強の効率が悪くなる(時間がかかる)
勉強の内容に比べて時間が多くかかりすぎている場合は、勉強中に「どこを受けよう」とか「落ちたらどうしよう」と考えたり、逃避気味にぼーっとしている時間が多くなっている可能性があります。
・生活習慣が乱れる
「勉強しないと」などと言いながら極端に夜更かしをしたり、逆に「昨日遅くまで勉強したから」などと言って休日に昼過ぎまで寝ていたりと、基本的な生活パターンが乱れる場合があります。
・体調を崩しやすくなる
生活習慣が乱れることにより体調を崩しやすくなります。また、ストレスによって頭痛や腹痛などが起こることがあります。そのため学校や塾に遅刻や欠席することが多くなります。

こういう子の頭の中には、いつも受験に対する不安があります。
こういう場合は、あまり頭ごなしに叱るのではなく、以下のようなことを伝えて不安を取り除いてあげることが大切です。

・不安に思っているのは自分だけではないこと。
・悩んでいる時間は勉強していないので、合格には近づいていないということ。
・少しでも勉強すれば、その分は確実に一歩合格に近づいているということ。

しっかりと足元を見て目の前の勉強を一つひとつ進めていくことが、合格への一番の近道であり、不安を払しょくすることにもなります。
まわりの大人は、温かく明るく見守ってあげることが大切です。

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