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プリントの折り方

こんにちは。奈良県の広陵町にある陽塾の代表・原田基生です。

いうまでもなく、効率的に勉強を進めることは重要です。
先日、ノートの表紙にはタイトルと氏名を書いておくとよい、ということを書きましたが、勉強を効率的に進めるために、いろいろな場面でちょっとした工夫をすることができます。

学校や塾で配布されたプリントの折り方もその一つです。

子どもたちはプリントが配布されると、それを持って帰るために折ることがほとんどだと思います。
子どもたちに何も指導をしなければ、多くの子が「おもて面(印刷面)を内側」にして折ります。中学生よりも小学生、学年が低くなるほどその傾向があるようです。
しかし、プリントは原則として「おもて面を外側」にして折る方が効率的です。理由はもちろん、何のプリントかということを一見して判断することができるからです。

子どもたちが生まれてから初めて接する「文書」とは何か。
それは、多くの子が「手紙」ではないでしょうか。
おじいちゃんやおばあちゃんがプレゼントと一緒に手紙をくれたり、子どもがお父さんやお母さんに「おてがみ」を書いたりします。
手紙は通常「おもて面(書いた面)を内側」にして折ります。
そのため、子どもたちは「文書」を折るときには「おもて面を内側」にする、と暗黙のうちに思っているのでしょう。

実際、わたしも中1になるまでは「おもて面を内側」にして折っていました。
中1のとき、学校のある先生に、
「君たち、プリントはおもて面を外側にして折るんです。そう折れば、見たらすぐに何のプリントか分かるでしょう?」
と言われました。
わたしはそれまで、何も考えずに「おもて面を内側」にして折っていましたので、軽くカルチャーショックを受けました。
しかし、その先生の説明には納得しました。それからは、はじめはかなり違和感がありましたが「おもて面を外側」にして折るようにしました。
もらうプリントの種類が多くなればなるほど、この方法は効果を発揮しました。必要なプリントを探すのに、いちいち折ったプリントを開く必要がなくなったからです。単にそれだけのメリットですが、それが勉強の効率に大きく影響しました。
その効率を実感した時、中学生のわたしは「ちょっとしたことでずいぶん便利になるな」と思ったものです。

こういう細やかな指導はあまり意識してなされることはありませんが、子どもたちが勉強の効率化を図るためには大切なことの一つです。
こういう指導の積み重ねによって、子どもたちは少しずつ勉強が上手になってゆくのです。

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