10.192014
プラネタリウムへようこそ!
こんにちは。陽塾代表の原田基生です。
昨日、中3の理科の学習単元が天体でした。太陽とか星の動きなどが扱われる単元です。
天体については、星座の動きや宇宙の様子がとてもよく分かるソフトがありますので、プロジェクタでパソコンの画面を映して子どもたちに見せました。
もともと天体の単元は立体的な思考を要求されるので、2次元であるテキストの図だけではなかなか理解しづらい部分があります。立体的な思考が不得意な子には、テキストや板書の図だけではなかなかイメージしてもらうことができません。
プロジェクタなどなかった時代には、地球儀とか懐中電灯とかテニスボールなどを使って説明するための道具を作って説明していました(今でも使用することはあります)が、本当に最近は便利になったものです。
先日の記事、「実物を見る」でも触れましたが、実物や動きのあるモノは子どもたちにとってインパクトがあり、興味を持ってもらいやすいものです。
「プラネタリウムへようこそ!」などと言って、星空を映し、星座の動く様子をその場で見せると、子どもたちから歓声が上がりました。
「ほら、さっき言った通り、東の空では、星は右上に上がっていくやろ?」
「ホンマや!」
「北の空では、星は北極星を中心に反時計回りに動くやろ?」
「おお~ホンマや!」
「これが北斗七星です。おおぐま座のしっぽのところにあるよな」
「知ってる。これって北斗の拳のケンシロウの体にあるやつですよね?」
「そや。ケンシロウの胸には北斗七星が刻まれてるんや」・・・
とか、ときには横道にもそれながら盛り上がりました。
テキストだけでない理解を、彼らは得たと思います。
今後、少しは星空にも興味を持ってくれるとうれしい限りです。
机にかじりついてするのだけが勉強ではありません。
「知ることって楽しい!」
それを伝えるのは、教師の大きな仕事の一つです。
これからももっともっと工夫して、あの手この手を使って、子どもたちにいろいろなことを伝えていきたいと思います。